みなさんセキュリティ対策はしていますか?
つい最近、Windows7サポート終了が話題となりました。今の時代、ウィルス対策だけでは十分な対策とは言えません。
今回は、現在中小企業を中心に導入が進んでいる「低価格でらくらく設置!にも関わらずセキュリティ対策としては十分すぎる効果を出す」と話題のUTMについて、できるだけ分かりやすくご紹介したいと思います。
「UTMとは?」と調べてしまった方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
そもそもUTMとは何か
UTMとはインターネットの入り口に置くセキュリティのことです。
私たちはメールを送ったり、インターネットバンキングにアクセスしたり、Webサイトを閲覧したりと、日々の業務とインターネット接続は切っても切れない関係にあります。
ウイルス対策ソフトだけでは防ぎれない、悪意のあるプログラムや脅威から会社の情報を守るために、UTMは必要不可欠な存在となっています。
なお、見た感じは、上図のような小さなお弁当箱のようなもので、裏面にはLANケーブルを指す箇所があり、ハブやルーターのようなかたちをしています。
ウイルス対策ソフトだけではだめなのか
そもそもウイルス対策ソフトは「パターン・マッチング」という、パソコンの中にあるプログラムと、ウイルス対策ソフトのデータベースにあるウイルスのリストを比較し、合致していたら削除・隔離等の対策を取る仕組みです。
データベースは日々更新されていきますが、これは同様にウイルスも日々増えていると解釈することが出来ます。
データベースにない新種のウイルスに対応することは出来ませんし、データベースにあっても、ウイルス対策ソフトが最新版でなければ意味がありません。1台が感染してしまうと、全部のパソコンにウイルスが広がってしまう恐れがあります。
また、フィッシング詐欺を筆頭にユーザー心理を突いた脅威には弱いという弱点もあります。
ウイルス対策ソフトだけでセキュリティを万全にしようとするのは、不可能と言っていいほど難しく、そして手間もかかるのです。
UTMの機能
UTMの機能をいくつかご紹介します。
不正アクセス防止
ホームページやWebサイトをアクセスしている際、閲覧している画像やダウンロードするファイルにウイルスが混入していないか検知・駆除します。
迷惑メール
大量かつ無差別に送られる迷惑メールを検知します。 最近は従業員や取引先に似ているアドレスを使用し、本人のフリをしてウイルスを送ってくる迷惑メールも存在します。
この迷惑メールの怖いところは、そのプログラムを開いてしまうとアドレス帳に登録されている人に、同じようにメールを送りつけるところです。この機能により、自分が加害者になってしまう可能性を低減させることが出来ます。
ゼロデイ攻撃対策
ゼロデイ攻撃とは、プログラムに脆弱性(欠陥)が見つかった時、そのプログラムを修正するよりも前に攻撃することです。
セキュリティ的には、ウイルス対策ソフトのデータベースが更新されていない状態に近いです。
UTMはプログラムを仮想領域下で動作させることにより、ウイルスかどうかを判別させる機能があります。
あなたのパソコンも狙われているかも?
悪意ある攻撃社たちは、今もネット回線を通じて世界中のパソコンに攻撃を仕掛けています。
「ウチみたいな会社誰も狙わないよ」・・・なんてことはありません。
セキュリティが甘ければどこでも侵入し、御社の大切な情報やパソコンに保存してある個人情報、ファイルが全て抜き取られてしまうかもしれません!
何か起こる前にぜひUTMご導入をご検討くださいませ!