OAランド博多ショールームの有馬です。
今後複数回に分けてパソコンの選び方をご案内致していきます。
デスクトップPC/ノートPC/一体型PCの違い
ノートPCの一番メリットはやはり持ち運べるところかと思います。
特にSurfaceのような超薄型のノートPCは鞄に入れても邪魔になりません。
ただ例えばノートPCは持ち運びを前提に設計されているため、
電池が長持ちするように省電力のCPU(頭脳)を採用しています。
それは長所でもあるのですが、普通のCPUより性能は落ちてしまいます。
もちろん良い性能のノートPCを選べばそのデメリットは解消出来るのですが、
今度はかなり高額になります。
言ってしまえば、性能と金額を優先するなら、ノートPCを選ぶメリットはないのです。
同程度の性能であれば、デスクトップPCの方が安く買えます。
持ち運ぶことが前提であれば、ノートPCが第一の選択肢かと思いますが、
逆を言えば、持ち運びをしないのであれば、ノートPCは高く、性能の劣るPCです。
一体型PCは「デスクトップとノートPCの良いとこ取り」みたいな説明をされることがありますが、
これもノートPCと同じく、同程度の性能であればデスクトップPCの方が安く買えることが多いです。
ただデスクトップPCと比較すると、場所を取らず配線も少ない、何なら見た目もスタイリッシュです。
外に持ち出さず、かつ電源や配線を気にされる場合は選択肢に上がると思います。
一体型PCにはテレビが見れるものもあるため、家庭用でしたら一体型PCの方が良いかもしれません。
デスクトップPCは家庭用だと特に人気がないのですが、デスクトップPCならではのメリットがあります。
例えば、ノートPCと違い、デスクトップPCはモニターを別途購入する必要があるわけですが、
逆を言えば、用途や予算に合わせてPCとモニターを自由に選ぶことが出来ます。
画質や映像を重視するのであれば、良いモニターを購入し、
性能を重視するのであれば、モニターは1万程度の安価なもので問題ないかと思います。
一般的な寿命の”5年”をどう見るか
PCは一般的に5年が交換目安とされていますが、
それ以上長く使えることもありますし、逆にそれより前に壊れてしまうこともあります。
PCの性能や壊れにくさは様々なパーツの組み合わせだけではなく、
ご使用環境・状況に依るため、どれくらい持つのか誰にもわかりません。
(確率的には1,2%らしいですが、初期不良の可能性もあります)
これは考え方の違いなので、良し悪しはないのですが、
「PCは消耗品なので、壊れたら買い替えたらいい」という考え方であれば、
値段だけ見て購入しても問題ないくらいです。
よほど重い、または家電量販店で販売されていないような安すぎる怪しいPCでなければ、
安いPCでも一般的に使われるソフトは動きます。
「PCは消耗品とわかっているが、多少値段が張っても良いPCが欲しい」方もいると思います。
理想としては、普段はデスクトップPCを使い、(外に持ち出すことがあれば)ノートPCの2台持ちですが、
現実的なところではSSDを搭載したPCを購入するのが良いかと思います。
なぜなら、PCの故障で多いのはHDDだからです。HDD以外が故障したら運が悪いと言ってもいいくらいです。
用途や金額、またスペックについては専門的になってしまうので、また次回ご説明致します。
やはり何かあった時が怖いため、PCの性能に関わらず、
定期的なバックアップまたはクラウドやサーバーの導入をオススメします。
読んでいただきありがとうございました。